伝奇推理カードゲーム 温羅之末

 

■今後の頒布予定について(1/4)■

  • 在庫について
    :冬コミc83に持ち込んだ分で在庫は完売となりました(ありがとうございます)。再販については未定です。見つかった外箱で少量ですが在庫準備中です。
  • 既にお持ちの方向け
    :外箱以外の、例えばキャラクターカードやカードセットは僅かながら在庫があります。
     誤植や乱丁は随時交換いたしますのでお手数ですがお問い合わせ下さい。

 

 
10年ぶりに訪れた母の故郷は時間がとまったような寒村だった。
「山神のタタリ」と語り継がれるほど恒例らしい山崩れで思わぬ足止めを食らう人々。
のんびりとした村での休暇、思い出す子供の頃の記憶。
そんなとき観光客の一人が死体で発見され、やがて一人また一人と死体は増えていく。

これは本当に事故?それとも連続殺人?

本当に「犯人」は居るのか?
 

「温羅之末(うらのすえ)」は「人狼(チャットゲーム)」や「ひぐらしのなく頃に(事件編)」のような騙しあい・疑心暗鬼を制する伝奇推理カードゲームです。
「犯人」を探し出すのが目的ですが、犯人陣営も暗躍し、主人公やその仲間たちに濡れ衣を着せ追い詰めてきます。
慎重に捜査を進める主人公たちも、その過程で罪もない住民をつるし上げ殺してしまうかもしれません。

簡単なゲームの流れ、開始準備について(PNG版)
(11/25)誤植修正&追記

サマリー:温羅その1(PDF)

推理のセオリー:証拠システムについて(PNG版)

推理のセオリー:証拠システムについて(PNG版)

サマリー:温羅その2(PDF)

(12/25)サマリー02:推理のセオリーを公開しました。
(11/25)サマリーの誤植を修正し、一部追記しました。
・フォントサイズ、行間の調整
・上段<前夜>フェイズの説明で
 追)偽証カード枚数
 追)偽証カードは拡張ルール時のみ混ぜて利用する点
・下段<朝>フェイズの説明で、
 誤)手持ちアクションカードから3枚1枚を選んで実行します。
 正)手持ちアクションカード3枚から1枚を選んで実行します。

 

推理ゲーム「クルー(Cluedo/クルード)」のような論理的推理を
より整理しやすく、より分かりやすい形で。
「人狼」のような陣営同士の騙し合いを もっと少人数で。

  • 3人~6人1/~60分2
  • 頒布価格:各1,000円

 

温羅之末:基本パック外箱

温羅之末:基本パックの外箱です。
基本パックにはオリジナルキャラクター6名が封入されています。
イラストはヒロインの一人、東江 麻(あがりえ あさ)。

キャラクターカードの他、プレイヤーの手札/山札となるカード(裏面が赤)、今回のプレイでのロール(役割)を決める配役カード(裏面が青)他が封入されています。

プレイヤーが手札として使用するのが赤い裏面のカード。
ゲーム開始前に今回のロール(役割)を指定し、基本的にゲーム終了まで各プレイヤーの手元に伏せられる配役カード(裏面が青)。

1パックあれば3~6人まで気軽にプレイできます。
パックごとにキャラクタースキル(推理戦、騙し合いを優位にする特殊能力)の傾向に違いはありますが、パックとしてのバランスは整っています3
2パック以上あればお気に入りキャラクターを選んで混ぜて作品クロスオーバー対戦犯人が複数!?主人公孤軍奮闘フルボッコプレイも可能です。

1つのパックに封入されているロール(役割)を指定するカードは6枚です。
犯人と彼/彼女を助ける共犯者、犯人陣営に対抗する主人公と群衆の陣営。

「配役カード」は1パックごと、主人公サイド4名分、犯人サイド2名分が封入されています。

遊び始めの頃、システムに慣れるまでは主人公サイド2:犯人サイド2(4人プレイ)がオススメです。
仮に「Aさんが犯人」と特定したとして、
自分[B]が「共犯者」なら残り2人[C/Dさん]のどちらかが犯人であるようにミスリードして数の優位を作ったり、
犯人役[Aさん]が怪しまれないように自分[B]こそが「犯人」であるように振る舞ってミスリードしたりと
2人ペアになるので陣営(チーム)バランスが公平で推理しやすいです。

慣れてきたら「主人公&犯人」にランダムにその他の配役カードを混ぜて人数分になるよう配役山札を準備し、
 もしかして今回は「犯人」である自分1人きり…? 周りは全部「主人公チーム」なの!?
なんてスリルと疑心暗鬼いっぱいのプレイも楽しめます。

基本パックには温羅之末オリジナルキャラクターが6名封入されています。

3系統の中から1種1枚ずつ、3枚の証拠が個々のキャラクターに対応します。
ゲームに慣れてきたら殴り合いを加速する3種の偽証カード(手前)も使ってみましょう。

現在4つのパックがありますが、基本パックが無くても遊べます。

  • 基本パック:
    • 温羅之末のオリジナルキャラクター6名を封入したパックです。
      「モイラ」という別作品(サウンドノベル)から引っ張ってきたキャラクターたちです。世界観も「モイラ」と同じ物を使っています。
  • 拡張パック01「vs雛見沢」:
  • 拡張パック02「vs雛見沢2」:
  • 拡張パック03「vs麦端」:
    • TVアニメ「true tears」より6名を封入したパックです。

ゲーム開始時、キャラクターそれぞれに対応する3枚の「証拠カード」が渡されます。
「犯人」は3枚、「主人公」なら2枚のように決められた数だけ提出して山札を作ります。
ここから各自に手札が配られます・・・つまりあなたやライバルの証拠は全て「誰かが持っているか」、「山札に眠ってる」のです。
なお、プレイ中に「捜査」を行うことで山札からドローして手札を増やせます。

ということは手札に持つ証拠や、場に出ている証拠が一致するキャラクターを探していけば「犯人」を推理できます。
・・・そうです、一致する証拠が3枚存在するのが「犯人」です!

一致する証拠を突きつけられ、3枚全ての「証拠カード」が置かれたキャラクターは
 犯人と断定され、村人の手に委ねられ舞台から退場します4

 
あ、一つだけご忠告。

捜査してやっと掴んだその証拠、複数のキャラクターに該当する場合があります。
人を犯人呼ばわりするときはくれぐれもお気を付けください。

 

  • 「偽証カード」

「偽証カード」は色だけ一致すれば「そのキャラクターの証拠」と見なせるマルチな濡れ衣カードです5
あえて「犯人」につけて「主人公」と「群集」を困惑~対立させたり、
証拠も揃ってないのにあるプレイヤーを独善的に「犯人」と決めつけて村人たちにxxさせたり、
通常のゲームとは一味も二味も違うスリルと騙し合いをお楽しみいただけます6

証拠を突き付けられ追い詰められた「人」は「鬼」としての顔を表します。(リバーシブル)
ゲーム開始時には「人」でスタートしますが特定の状況で裏面の「鬼」にチェンジします。

推理戦や騙し合いを優位に進めるための一度限りの特殊効果カード。
赤いレア切り札カードは大きく情勢を動かす力があります。

  • 「鬼といふもの」

「霧生村の伝承、鬼といふもの」「雛見沢村におけるL5発症」、これら特異な精神の変異7は人の潜在能力を引き出し(スキル強化)、強壮な心体や突き付けられた証拠を一笑に付す強い精神力をもたらしますが(証拠セットの拒否)、一方で異常な興奮状態であるために短時間で人格崩壊を起こしてしまいます(1~2手番で強制脱落)。

証拠を突き付けられ、状況が切迫し(濡れ衣にせよ)いよいよ犯人として処断される前に、
 断じて敗北を認めない、絶対に諦めない
 きっと皆どうかしちゃったんだ・・・自分が助けてあげないと
 そうだよ、xxされる前にxxしちゃえばいいんだよ

というのであれば、「鬼」となって状況を覆してみましょう。
 

  • キャラクタースキルと「切り札カード」

手番に一度だけ使えるキャラクタースキル。
手札に「証拠カード持っているぜ」という態度8を手助けし、証拠のかわりに鎮座する「切り札カード9」。
基本的にこれらは同じものです10

いずれも温羅之末のシステムが分かっていないうちは活用できないと思います11
ですので基本ルールでゲームに慣れてから導入するのがオススメです。

シンプルな推理構造や脱落ルールの温羅之末システムにあって、プレイヤーのひらめきやセンスが問われる(話術誘導と並び)最も楽しい部分です

「このスキルを使えばOOOという結果が得られる」
TCG/カードゲームやボードゲームのアクション解決のように、「結果を得る」のが真の目的ではありません。
大半のスキルは「それを使って(騙し誘導を含む)意思疎通を図る」ように作られています。

仮に
「(他プレイヤーは)スキル使用者が指定した証拠Aを持っていると宣言し、それをスキル使用者に見せてもよい
というスキルがあったとして、あなたならどんな場面で、どうやって使いますか?(他プレイヤーとして)便乗しますか?

  1. 既に証拠が2つ置かれたプレイヤーの、3つ目の証拠Bを持っていると宣言したら?
    • 他プレイヤーは信じるでしょうか? 
      逆に無いと確信/誤解するでしょうか? 
      そのプレイヤーを警戒するでしょうか? 
      誤った相手に矛先を向けるでしょうか?
  2. 証拠Aを持っていると宣言しつつ、手札からスキル使用者に該当する証拠Cをこっそり見せたら?
    • スキル使用者に自分が味方であると伝えられるでしょうか? 
      なんだ味方じゃないかと誤解させられるでしょうか?
  3. プレイヤーAに該当する証拠Aを持っていると宣言しつつ、手札からスキル使用者に該当する証拠Cをこっそり見せたら?
    • スキル使用者はプレイヤーAに対して共闘してくれるでしょうか? 
      あるいは同士討ちを狙って惑わしていると思うでしょうか?

ここで挙げたのは一部ですが、スキルの多くがこのように「プレイヤーの発想でチーム/人間関係が変化する」ようになっています。一方で、スキルをうまく使うには、
 ライバルがどのくらい温羅之末に熟練しているか、
 暗闘を好むのか、騙し合いを好むのか、殴り合いを好むのか、等々
知る必要があると言えるでしょう。

一緒にゼロから温羅之末を遊び始めて使い方を発見したり、既に遊びなれたプレイヤーを参考にすると「勝敗を決める一手」がさらに推理戦・騙し合いを盛り上げます。

※上の例(1)にて「あ、証拠Bはあるんだ」と信じた=騙されたことのあるプレイヤー12には次からは「証拠Bは無いのか」という騙し方が出来るかもしれません13
※上の例(2)にて「なるほど、味方だったか!」と助けられたスキル使用者には、次からは同スキルが使われてそのプレイヤーが便乗した時、「あ、また味方確認しているな、あいつら同じ陣営/チームか」という騙し方が出来るかもしれません。

「投票無し」にて手軽にプレイできるアクションカード。
トーク主体で進めづらいプレイヤー向けです。

「アクションカード」は、
 皆で相談し、捜査権14を委ねるプレイヤーを投票して決める
という2ステップを飛ばしてゲームを進められるため、コミュニケーション性が少し減り、アクションカードのやり取りが増えるかわりにプレイ時間が短縮されます。
「どうアピールしていいか分からない」、「口先で誘導するのは苦手」というプレイヤーが居る場合にも有用です。

 

  1. 4人~を推奨します。
  2. 6人で追加ルール有の場合です。4人で短期決戦なら15分程度。
  3. 例えば「相手のスキルに対抗するタイプのスキル」はどれでも入っています。
  4. 親しい者たちを殺され、あるいは(騙されて)自分たちの手にかけることになった村人たちの怒りが、復讐が、犯人にどういう形で向かうのかはご想像にお任せします。
  5. 通常のルールに慣れてから導入して下さい。
  6. 突然のあんまりな展開、カオスな状況を作り出すために、プレイ後の反省会が盛り上がると言われています。
  7. ときに「ヤンデレ」。
  8. ブラフ。
  9. 手札から出して使いきり。
  10. 鬼化で強化でき、何度でも使えるのがキャラクタースキルです。
  11. 何を示しているのか、どんな場面で活きるのか思い浮かばないはずです。
  12. 騙された彼はスキル使用者ではありません。
  13. 逆に言うと騙されたことのないピュアなプレイヤーにはイミフ。
  14. 代表して山札からドローし、手札にある証拠を突き付けます。
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